ChieArt Diary

ChieArt Diary

2014年06月

帰宅してみると

沖縄から戻ってきました。

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…と、FBをご覧いただいていない方は
何それ?という感じですねっっ

NZの先生と再会を果たした
翌早朝には
沖縄へ出発という
相変わらずの
弾丸でしたがバタバタと行って
バタバタっと戻ってきました~
(でもとても濃い時間で楽しかった♪)

そしてその勢いは止まることを知らず
もっとも加速しているのがたぶん…
「いま…」という

実は留守中
ロアが具合が悪くなり
下痢と嘔吐の繰り返しで
病院に連れて行ってもらったところ
ストレスでは?とのこと。


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わ~い、お母しゃんが帰って来たデシ~♪


現在、ゆっくり回復中なんです。


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でも元気なので心配ないデシよ


そんな状態なので
旅から戻ってすぐしたことは
部屋のあちこちにある
「うん○」という名の落し物のお掃除。
※お食事中の方がいたらごめんなさいっ

絨毯はクリーニングへ出して
ハウスのお掃除をして、という帰宅当日。
とりあえずはおわった…と思いきや

我が家は古い家なので
先日の集中豪雨で
耐えられなかったらしく
涙の雨漏りで
部屋に一角が水浸しになってて
これまたびっくり!\(◎o◎)/


つい2~3カ月前に
雨漏りの原因だった屋上を
直してもらったばかりなのになぁ…
今回は雨漏り箇所が違っていて
バルコニーが原因ということで
現在また工事中なんです~
しくしく・・・(>_<)

先日まで朝まで起きて仕事をしたはずだけど
いまは職人さんたちが来るのが早いので
1時までには眠るようにしています。


そんな毎日で
すっかりブログも滞っていました。
ごめんなさい~


それにしてもロアたん。
今回初めての場所にお預けしたので
合わなかったんだろうなぁ…
良かれと思ったのに申し訳ないことをしたなぁ。

とても元気で
家の中もドックラン並みに
ひとり運動会をしているので
まずは安心だけれども
お腹がね…
それも、あとちょっと。


仕事も大事だけれど
いまは何よりもロア一番で
彼女のペースを大事にしよう。

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雨でもお散歩連れて行くデシよ~


は、はい

 

大波小波

ここのところずっと
簡単な食事タイムと睡眠時間以外は
仕事に集中の毎日。

新聞配達屋さんの
バイク音を聞いてから
布団に入るという毎日なので
わずか1週間くらいのことなのに
数か月が経ってしまった感じがする。

感覚はほとんど浦島花子。

毎年6月に入ると
個展準備やカレンダー制作
被災地へのアート授業など
やることがいっぱいで
慌ただしくなるのだけれど
今年はそれに加えて
「あること」のため
すごく集中力をキープしつつ、
かつスパートをかけている。

その「あること」については
また改めてお話しますね!

さてさて。
そんな仕事のひとつ。
この度ベトナムの病院に作品たちが
お嫁入りすることになったので
現在、セレクトを行っている最中。

これまでも作品が海外へ
お嫁入りしたことはあるけれど
どれも個人所有だったので
今回のように
患者さんの目にふれる場所に
飾ってもらえることは
本当に嬉しい。

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日本を離れてがんばってねと
声をかけながら。

9作品が旅立つ予定です。



ところで病院で点滴を受けに行くと
私の前に先生自ら
点滴をうけたと笑ってた。
先生も休めないものね、
本当にお疲れさま。
でも、なんだかおかしくて
ふたりで笑ってしまった。


__ (3)

家に戻ると癒しのロアたん。
救われる。。。。


そんなバッタバタのなか
実は明日は
なんと留学していた時の
クラスの先生と3年ぶりの再会!!!

「会いたい~」って
NZから日本に来てくれるのは
めちゃくちゃ有り難いことだけど
久しぶりの英語にドキドキ。。
すっかり忘れていることが
バレバレなのは確実だな。。。

たははっっ


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後ろの作品は私の絵を見て閃いて描いたそう~


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彼女の家で過ごした時間は、どれほど心を癒してくれたか…温かい記憶


留学中に現地で知り合ったひとはほんの一握り。

それなのに、みんな
ビックリするくらい
立て続けに会いに来てくれて
次々と再会を果たしてる。

こういうのをご縁っていうんだろうな。
感謝しなくちゃなぁ。


そんなこんなで
大波小波が突然来る毎日(笑)

でも全部にありがとうって思えるから
もうしばらくはこの波乗りを楽しもうと思います。


みなさんもよい週末を♪







 

作品の別顔

嬉しい連絡を頂きました!

昔、透析学会で
ChieArt作品が
患者さんにもたらす影響について
発表してくださった
福岡県・宇美町の岡部病院
この度、看護師さんの制服を
ChieArtのユニフォームに
変えてくださったそうで
写真を頂きました♪

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壁には原画作品「愛と祈り」

患者さんからも
看護師さんたちからも
「かわいい」、「明るい気持ちになる」
「ウキウキする」、「元気になる」と
大好評だそうで
本当にありがたいことです。

これを読んで
看護師服?と
思った方もいるかもしれませんが
もうかれこれ
10年以上経ちますが
実はChieArtは
もうひとつの顔として
看護・介護のユニフォームになっているんです!

岡部病院 (8)


病院や施設だけでなく
個人的にサロンなどで
使用して下さっている方々もいらっしゃいます。

作品だけでなく
着て頂いている現場の方々が
少しでも明るい気持ちになってくれるなら
これほど嬉しいことはありません。

ChieArtを取り入れてよかったと
いつまでも言ってもらえるよう
なまけず焦らず楽しく
日々精進しなくちゃ!


カレンダー3_030トリミング
岡部病院


★ChieArtデザインのユニフォームはこちら
★カタログページ掲載写真はこちら





旅・最終回

アルルの後に訪れたのはアヴィニョン。

アヴィニョンといえば
ピカソの傑作
「アヴィニョンの娘たち」を思い出しますが

ここがサン・べネゼ橋(アヴィニョン橋)です!

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ローヌ川


完成したのは12世紀。
当時は全長900mもあったそうですが
度重なるローヌ川の氾濫で
現在は4つの橋桁を残すのみになっています。

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中世の城壁に守られた古都、アヴィニョン。

ここに佇んでいると
絵本の世界に
自分が入り込んだ感覚になります。


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澄み切った青空と
さわやかな風
そして、ゆったりと流れて行く
ローヌ川の美しさに見とれながら
人生もこうありたいと思ったひととき。


さて、あれこれと綴って来た
フランス周遊のお話は
今回で最後です!

実はここでは伝えていない
不思議エピソードやアクシデントも
多々あったのですが(笑)
「嘘のような不思議な出来事」に
注目してもらうよりも
今回はとにかくフランスの美しさを
感じてもらいたいと思い
あえて割愛させて頂きました。

少しでも旅の雰囲気を
感じとって頂ければ嬉しいです。


次回からは通常ブログに戻りますね。

それではまた♪ (^-^)


ゴッホの部屋

サン・レミ・ド・プロヴァンス

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アルルだけでなく、サン・レミも
ゴッホゆかりの地で有名ですが

もう一人、この町には
同じようにゆかりがある人がいます。

それは…。

あの預言者ノストラダムス!

ノストラダムスの生家が
そのまま残されています。

サン・レミは小さな町ですが
意外と見どころはたくさんです。


さて、ゴッホの話に戻りますが
このサン・ポール・ド・モーゾール修道院跡の
精神病院で1年間入院していた時
なんと150作品も描いていたんです。

これは驚異的な数です!

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亡くなる直前
まさに命の炎を燃やし
「自分がここに存在していた」という
痕跡を無意識に残していたような気がします。


みなさんご存知の
「オリーブの木」も「糸杉」も
「星月夜」も、ここで生まれています。


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糸杉!


度重なる発作に襲われながら
激しい振り子の揺れのバランスを
筆をとることで
必死にとっていたんだろうなぁと思うと
なんだか無性に切ない…。


本当は生きたかったんだろうなぁ。



入院していたゴッホの部屋。

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病院なので仕方はないですが
とても狭いです。

絵と自分だけしか存在していない、
そんな空間だったのでしょうね。


部屋の中央の窓には
頑丈な鉄格子。


それでも
隔離された薄暗い部屋のなかで
唯一、外と繋がっていると
感じられたのは

きっと鉄格子越しにみた
この風景だったのでは…と思います。

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この部屋から生まれたのが「星月夜」



彼の孤独や苦しみは
想像を絶するほどだと思いますが
それでも
この真っ直ぐに惜しみなく降り注ぐ
南仏の太陽が
抜けるように明るい青空が

ずっとゴッホの傍らに
寄り添っていたかと思うと
少しだけ救われる思いがしました。

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制作中はきっとこの光の力のサポートも
あったに違いないでしょうね。


大好きになったプロヴァンスの
空と風と光を浴びながら…。



南仏、何度でも訪れたい場所。




 

ゴッホの街

アルル。

ヨーロッパの街並みが好きなのは
この光と影のコントラスト。

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自分が風景の一部に
溶け込める感じが好き。


ところでこの写真を見て
何かピンときませんか?

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そう。ゴッホの名画
「夜のカフェテラス」です。


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ここは本当に偶然の発見で
たまたま宿泊していたホテルが
このお向いさんだったんです。

チェックアウトをした後
さて出かけようとしたときに

「ん?見たことがある…」

と、ようやくここで
気がついたという・・・。遅っ


お店が変わることなく
そのまま存在しているなんて夢のよう!


ゴッホが見た風景。
描いていた時間。


一瞬でも同じ場所に立ち
同じものを見れていることの
幸せを噛みしめて。


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もし同じ時代に生きて
同じ絵描きとして出逢っていたら

ゴッホは私の絵を
なんて思うだろう…。



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もう少しだけゴッホを追います。




 

洞窟のなか

聖なる洞窟の入口。

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扉の前にはキリストを抱くマグダラのマリア像があります。

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洞窟の教会外の風景

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結構高いところにあるのがおわかりでしょうか


そして洞窟の中はというと・・・

床張りなしのむき出し状態だったので
自然と調和がとれていて
とても落ち着きました。

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広さは幅24m、奥行29m、高さ4~6mと
思ったよりも広かったです。

鍾乳洞の中のように
天井からは
ポタポタと水が滴っていました。


ここで33年間
何を想い過ごしていたのでしょうね…


そしてここでは
最後に小さなサプライズが!

教会横に小さな休憩所があるのですが
ここでフランス人と
その友人の日本に住んでいるアメリカ人
彼らとなんだか仲良くなって
しばしおしゃべりタイム。

初めて会ったのに
まるで再会をしたような感じ。

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「きっとマグダラのマリアが
会わせてくれたんだね」

そんなことを互いに言いつつ
お別れをしたサントボーム。


本当に来てよかった。


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私をここまで連れてきてくれた
すべての存在に

ありがとう。



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