期間中、カナダから来て下さった方がいました。
20年以上カナダに住んでいるという
日本人の方です。
その方のお兄様は
長年、ChieArt作品を
愛してくれている人。
そしてその方々のお母様も
同じく作品が大好きで
何度も会場に
足を運んでくれていた人でした。
親子揃って
会場に来てくれる姿をみては
温かい気持ちに包まれたものです。
実はカナダから日本に戻られたのは
お母様の葬儀のためだったそうです。
後半、認知症になられたというお母様が
苦しむことなく
穏やかで美しい姿で旅立っていったと
安堵の表情で話してくれました。
その最後のお見送りをした後で
兄妹揃って
会場に来てくれたのですが
第一声が
「信じられない!お母さんだ!お母さんがいる!」
入り口で驚愕の様子。
事情を知らない私は???
お話を聞くと
亡くなられたお母様は
生前洗礼を受けていたそうで
その洗礼名が
「マグダラ」だったんだそう。
だから周りからは
「マグダラのマリア」と言われていたようです。

入口に飾っていたのは作品「マグダラのマリア」
そして、嘘のような話ですが
その娘さんの洗礼名は
ベルナデッタ!だそうで・・・
もちろん今回の
個展のテーマの根底にあったものが
「マグダラのマリア」と
ルルドの泉の
「聖ベルナデッタ」だとは知らないまま
葬儀の後でそのまま
個展会場に来てくれたのです。
「お母さんが喜んでいるね!」
何度もそう言ってくれた言葉が
胸に染みました。
認知症だったという話を
聞いたとき、
正直、信じられませんでした。
というのも
会場で私と話しているときは
まったくその様子は見られなかったんです。
いつもの様子を知っている
ご家族にしてみたら
その状態にあったことこそが
切りとった特別な時間だったようです。
エネルギーに敏感な方で
いつも原画を前にすると
からだが押されたかのように
後方へ倒れては
「すごい、すごい」とおっしゃっていた
その姿は忘れません。
また作品をじっと見ながら
「Chieさんは私たちがここに来て
また戻る光を描いているんだと思うの。
この光のなかに
私たちは還れるのだと思うと
全然怖くない。
むしろ安心します」
そう言ってくれた言葉が
いまでもこころに残っています。
ご家族のみなさんから
「個展に来れたことが
何よりもの母への祝福の見送りになりました」
そう言われたことが
本当にありがたかったです。
今年、マグダラのマリアの
痕跡を辿るかのような旅をしてきたのも
途中で、ルルドの泉に立ち寄ったのも
すべてに意味があることだったんだと
改めて感じます。

聖ベルナデッタのいた「ルルドの泉」
たくさんの方々の
人生の思い出の一ページのなかに
こんなふうに
ChieArt作品が刻まれているのかと思うと
そういう仕事をさせてもらえていることが
どれほど幸せなことかとつくづく感じます。
魂が決めた今回のこの運命に
恥じない生き方をしないと・・・
≪新刊本のお知らせ≫
小さな本が出来ました。

Amazonからのご購入は こちら
割引についての詳細は こちら
どうぞよろしくお願いします
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事情を知らない私は???
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「マグダラ」だったんだそう。
だから周りからは
「マグダラのマリア」と言われていたようです。

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そして、嘘のような話ですが
その娘さんの洗礼名は
ベルナデッタ!だそうで・・・
もちろん今回の
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ルルドの泉の
「聖ベルナデッタ」だとは知らないまま
葬儀の後でそのまま
個展会場に来てくれたのです。
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胸に染みました。
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聞いたとき、
正直、信じられませんでした。
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いつも原画を前にすると
からだが押されたかのように
後方へ倒れては
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その姿は忘れません。
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「Chieさんは私たちがここに来て
また戻る光を描いているんだと思うの。
この光のなかに
私たちは還れるのだと思うと
全然怖くない。
むしろ安心します」
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いまでもこころに残っています。
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何よりもの母への祝福の見送りになりました」
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本当にありがたかったです。
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痕跡を辿るかのような旅をしてきたのも
途中で、ルルドの泉に立ち寄ったのも
すべてに意味があることだったんだと
改めて感じます。

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人生の思い出の一ページのなかに
こんなふうに
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