嬉しいと感じることのなかにも
いくつか種類があるような気がする。

「わぁ!嬉しい!」
その瞬間に感じる躍動的な嬉しさ。
「ありがたいなぁ…」
時間が経つほどにじわじわと染みてくる嬉しさ。

今年の母の日のプレゼントは
おしゃれなフレンチディナーだった。

母33

社会人になりたての息子にとっては
きっとかなりがんばったに違いない。

母1


母2
私も母が生きていた頃
彼女が喜ぶことを
いつも考えているような娘だった。
母が喜びそうなものを差し出せることが
自分への自信にも繋がって背伸びをした。
母の喜ぶ顔を見るのが
私の喜びになっていたのは間違いない。

どんなにしたくても私にはもう贈れる相手はいない。
ブ―ブ―文句を言いながらしてあげられることの喜びを
いまは感じることが出来ない。

気がついたら
する側からしてもらう側になっていたなんて
年月が経つのって本当に早い…。

先日のこと、
体調を崩してしばらく寝込んでいる様子を知って
慌てて駆けつけてくれた息子が
栄養をつけないとと台所に立ってくれた。

高級店でご馳走してもらえるのは
本当にありがたいことだけど
決して料理が得意ではない
めちゃくちゃ不器用な子が
何とかしないと、という気持ちだけで
作ってくれた「The不器用な男の手料理」

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あたたかさが伝わってきて心と身体に染みました


親というのはお金をたくさん
かけてもらったものかどうかなど考えたりはしない。
飾ったりしていない
「木綿のような心」が見える
そんな瞬間に感激したりするもの。

ありがとう。


なんだかいつも心配ばかりかけてしまってごめんね