今日は例のChieArt初のCDリリースについてお伝えしますね!

だいたいどうして絵描きのChieさんが作曲を…?と
ほとんどの方が首を傾げているに違いないと思います。

そして、この作曲のお話を最初に頂いたとき
もっとも仰天したのは他の誰でもなく
この私であることは間違いないです(笑)

もともとの話の発端は昨年のこと。
ChieArt作品をすでにご存知のレコード会社から
「こういう作品を描くひとが奏でるメロディを聴いてみたい」
そんなお話をいただきました。

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でも。
いくら表現者とはいえ作曲なんて無茶な話~
「絵」で表現するのと「音」で表現するのとでは勝手が違い過ぎるし
CDなんて自分の人生のなかで考えたこともなかったし
自分に作曲する能力があるなんてまったく思えないし

第一、楽器すらない家だった。川 ̄_ゝ ̄)ノ

いくらチャレンジ好きの私でも
こればかりは接点がなさすぎるし
恐れ多くてお断りをしました。

でも、その話は実は終わっていなかったんです。
それは今年の私のお誕生日のこと。

レコード会社より我が家に楽器が贈られてきたという…!!(゚Д゚) 


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頂いたこのキーボードで作ってます。


さすがにこれでは
どれだけ稚拙なメロディでも1曲くらいは作って聴かせないとまずいっ

そこで生まれて初めて旋律というものを意識してみました。
キーボードをさわること自体がめちゃくちゃ久しぶり。 
※3歳~13歳までちょこっとピアノは習っていたんです。

自分の頭の中では鍵盤を目の前にして
(そんなこと言ったって出てくるわけないよなぁ~
それが正直な感想でした。

ところがいざ鍵盤に向き合うと…ポロポロ♪♪
まるで絵を描いている時のように
するする流れるように出てきたのには
自分でもびっくり!
えっ、何…誰?みたいな(笑)

そういえば子供の頃、ピアノを弾くと
時々まるでトリップをしたかのように
意識が飛ぶくらいの集中をすることがあったっけ。
ん~過去世の自分がサポートしてくれているのかも。(笑)


普段、自分の得意分野ではないところ、興味がないところは
無意識にOFFにしてしまっている人が多いと思います。
あえてONにする必要性もないし。
でも、それまで意識をしたことがないところのスイッチをONにすると
考えたこともないような未知なる自分に出逢えたりもするんですね。

これは今回の経験で知ったこと。

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そして、間違いなく
今回のCDリリースは
聴いたこともない、できるかどうかもわからない
ただ、ChieArt作品を見て
「この人は独特の音を持っている人だ」と
その直感だけで私の眠っている扉を引き開けてくれた
スターシアレコードの今井社長には本当に感謝してます。
自分でも気がつかないでいた能力を信じて下さって
本当にありがとうございます。
今回のお話がなければ
私は生涯作曲をすることはまずなかったと思います。
そしてこんなに音作りって楽しいとは知らなかった!

昔、個展会場にいらっしゃってくださった聴覚障害者の方々が
原画を眺めながら
「メロディがそれぞれの絵から流れているのを感じます!」
「音を感じたことはなかったけれど、はっきり音楽が聴こえて来ます」
そうみなさんが口々におっしゃってくれたことを
いまさらながら、ふと思い出しています。

あの頃から何かが始まっていたのかな・・・。

ChieArtを生み出している私が紡ぐ音。
みなさんはどう感じてくださるかなぁ。

来月の発売に向けて
ただいまラストスパートかけています!

CD「Trinity」は9月22日に銀座個展会場にて先行発売します。
(全国発売は10月以降になるようです。)

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さぁ、泣いても笑っても来月には発売。

ベストを尽くそう。