サン・レミ・ド・プロヴァンス

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アルルだけでなく、サン・レミも
ゴッホゆかりの地で有名ですが

もう一人、この町には
同じようにゆかりがある人がいます。

それは…。

あの預言者ノストラダムス!

ノストラダムスの生家が
そのまま残されています。

サン・レミは小さな町ですが
意外と見どころはたくさんです。


さて、ゴッホの話に戻りますが
このサン・ポール・ド・モーゾール修道院跡の
精神病院で1年間入院していた時
なんと150作品も描いていたんです。

これは驚異的な数です!

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亡くなる直前
まさに命の炎を燃やし
「自分がここに存在していた」という
痕跡を無意識に残していたような気がします。


みなさんご存知の
「オリーブの木」も「糸杉」も
「星月夜」も、ここで生まれています。


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糸杉!


度重なる発作に襲われながら
激しい振り子の揺れのバランスを
筆をとることで
必死にとっていたんだろうなぁと思うと
なんだか無性に切ない…。


本当は生きたかったんだろうなぁ。



入院していたゴッホの部屋。

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病院なので仕方はないですが
とても狭いです。

絵と自分だけしか存在していない、
そんな空間だったのでしょうね。


部屋の中央の窓には
頑丈な鉄格子。


それでも
隔離された薄暗い部屋のなかで
唯一、外と繋がっていると
感じられたのは

きっと鉄格子越しにみた
この風景だったのでは…と思います。

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この部屋から生まれたのが「星月夜」



彼の孤独や苦しみは
想像を絶するほどだと思いますが
それでも
この真っ直ぐに惜しみなく降り注ぐ
南仏の太陽が
抜けるように明るい青空が

ずっとゴッホの傍らに
寄り添っていたかと思うと
少しだけ救われる思いがしました。

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制作中はきっとこの光の力のサポートも
あったに違いないでしょうね。


大好きになったプロヴァンスの
空と風と光を浴びながら…。



南仏、何度でも訪れたい場所。