今年周遊してきた
フランス旅の様子は
すでにお伝えしましたが
マグダラのマリアの痕跡を
辿る旅にもなったので
意識はしないでも
かなりマリアの存在を感じとって
帰国したのだと思います。

DSC04083
サント・ボームの頂上から

聖なる洞窟のサント・ボームへのぼったり
聖遺骨が祀られているサン・マキシマン教会に行き
マグダラのマリアの聖遺骨と向き合い
1対1でゆっくりとお話できた時間が
作品への意欲に繋がったのだと思います。


P1120001



(思い込みのストーリーだということは
重々承知はしているのですが)
この時、マグダラのマリアと対話ができたことで
彼女のイメージが大きく変わったことも
想定外の嬉しい結果になりました。

それまでは
どこか彼女は日陰の女性…
という感じがしていたんです。
報われない、というイメージもあって
愛に生きた悲恋の象徴のような。。。


でも、全然違いました!

あくまでも私の思い込みの感覚ですが
とても明るくチャーミングだったんです。

若々しくイエローが似合う可愛らしさ。
悲恋どころか、大変な状況のなかでも
喜びを見つけ、うんと愛され
みずみずしく生き切った強い女性、という感じ。

そうか…
不幸だったわけじゃなかったんだな。
むしろ、こんなに愛されて
女性としては最高に幸せだったのではないかと。

また愛されていることをいつも実感していたから
後半の人生も
寂しさでただ泣きぬれていたのではなく
愛する人と太いパイプで
しっかり繋がれた絆を感じながら
満たされた時間を送っていたのだろうな、
そんなふうに感じました。


IMG_6595


P1120034


それがまさか
ある作品に投影されることになるとは
思いもしなかったので
描き終えたときはびっくりしたのですが…。

ある作品に映しだされたある存在の力。

次回は今回展示する
その作品について
写真と共に紹介します。