アテネ滞在2日目。

この日は、前回もお伝えした
オリンピックスタジアムを始め
ゼウス神殿、ハドリアヌスの凱旋門、
パルテノン神殿、シンタグマ、
国立考古学博物館や古代アゴラ博物館など…

いわば、見逃してはならない
歴史的建造物を
ダイジェストに見せちゃうよ~!という
贅沢な日だったのですが

何よりも私の心に残ったのは
遺跡でもなく
古代美術品でもなく…

古ぼけた
小さな小さな、この教会。

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ギリシャ正教会
聖ディミトリオス・ルンバルディアリス


私は海外に行くと
よくふらっと教会や大聖堂に入って
静かに祈りの時間を持つのが
いつものパターンなので
今回もフリータイムを使って
ちょこっとだけでも
教会の中に入れればいいな、と思い
ダメもとでガイドさんに聞いてみたんです。

「信者ではなくても
ギリシャ正教会に入れそうなところってありますか?」

すると、ガイドさん。

「あるよ!」の頼もしいひとこと!

フィロパポスの丘から
アクロポリスへ向かう途中で
ちょこっとだけなら、と
わざわざこの教会に立ち寄ってくれたんです!

※このブログを見ているわけもないけれど
名ガイドのクリスティーナさん、ありがとう~!!!
I love you♪

彼女の心配りで
地元の方々が祈りの後に
司祭様からパンを頂く、という
アットホームな時間のなか
観光客の私たちも
入れてもらうことに…。


そしてこの時
まさに、中に入ろうとした時

あるものが目に飛び込んできて
電流が走ったんです!


それは、扉のこのクロスの形でした。



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ギリシャの要所要所で
目に飛び込んできた
少し扇っぽく広がった形の十字。

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実はギリシャ出発前の
2週間か10日前くらいだったかな…
ふと湧きでたものがあって
アトリエに籠り
あるひとつの作品を生んだばかりでした。



それがこちら。


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優しさと厳重を持ち、
美しい旋律と秩序が存在し
個人的に深く共鳴した光。


スポットライト、電球などは
一切つけていない状態で
自然光のみで撮影したものですが
作品が意志を持って
自らが発光しているように見えました。

これまでも「騎士団」という作品で
このクロスが生まれたことはあったのですが
今回のものはまた全然違う性質のもの。

だから、この作品を眺めても
この光がどこから来たものなのかが
よくわからないままでした。

まさか、ギリシャで
このクロスを見ることになるとは…。


ギリシャ正教会とは
キリスト教の教派の一つで
ギリシャ、中東、東欧を中心に
初代教会から
伝統を受け継いできたものなのだそうです。

正直、何を受け継いだのかはわかりませんが
(疎くてごめんなさい~)
カソリックやプロテスタントの教会で感じる
「光」にフォーカスしたものとは
また少し違っていて
「光と影の調和の美」を感じました。


ギリシャ正教会については
もうひとつ嬉しい出来事があったので
続きはまた次回~



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