アトリエから
よく外を眺めるので
時折、ドキッとする空の表情を
垣間見ることがある。
私の心が
ゆがんでいるのかもしれないけれど
美しい!と多くのひとが
感動をするCGで出来たような
見事な空を眺めると
美しさよりもむしろ
怖さの方が勝ってしまって
ドキドキしてしまう。
ルーブルやオルセーに行ったとき
印象派のある巨匠の作品を前に
同じ感覚になって
恐怖で震えが止まらなかったことがある。
あの時の感覚とちょっと似ている。
表面で見せている美の中に
強い大自然からのメッセージが
隠されている気がしてならない。
美しいものを美しいと
素直に感じられなくなったら
おしまいだと思いながら
同時に
自然が伝えようとしていることを
静かに受けとめられるだけの
感性を養わないと、と思う。
見えているその奥を読みとる力を持つ。
それがまさに感受性。
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