震災年から毎年授業を行ってきた
仙台市立中野小学校。


来週で閉校を迎えることとなりました。



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始まりは明治6年というから
143年もの歴史に幕を閉じることになります。


この子たちを含み
大人たちもみんな
震災を経験した人たちの気持ちは
計り知れないものがあると思っています。


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何かをきっかけに癒えるものではなく
毎日をフルに生きて
とにかく前を向いて今を生きて
一歩一歩、進んでいっているうちに
気がついたら


「なんとなく心が前よりも軽くなってきた」


そんなふうに時間と共に
ゆっくり癒されていくものじゃないかなと思っています。


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だからたいして何もできなくても

毎年訪れながら
時間をかけて
静かにただ寄り添おうと思いました。


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震災年に伺った時、
授業前に先生方に伝えたことがあります。


それは


たとえ黒一色だけで描いていたとしても
やめさせないでください。
明るい色を無理に使わせるようなことはしないでください。

どういうものであっても
描かせ続けてくださいということでした。


良かれと思って口を出すことで
心がついていけなくなることがあります。


描くことに制限をかけてしまっては元も子もない。

正解なんてないのが芸術のいいところ。

表現したいようにすればいいんです。


表現する素晴らしさというのは
他と比べることなく
「世界でひとつのユニークな自分」を
認めるところにあるので。



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この子たちと出逢えたこと
この子たちの成長をほんの少しでも見れたこと

それは間違いなく私のなかで
温かい思い出としてこれからも生き続けていきます。

震災を忘れないでいれるのも
関わらせてもらっていたことが大きいと思います。



被災地に光をとの想いで制作をしたタペストリー「輪舞」。

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教室のなかで
子供たちの成長を見守ってきたこの作品


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卒業後にここの生徒たちが
たくさん通うという高砂中学校の
特別展示室に飾られることになりました。

また中学校でも一緒なんて嬉しいな。



「私でも何かできることがあれば届けたい!」
その思いだけで行っていたものの
結果は届けるより教えてもらうことばかりでした。



この子たちから教えられたこと。

それは

たとえどんな状況の中であっても
奥に光る命の輝きは
あせることはないということ。


そして、
いまを懸命に生きているから
未来は輝きながら
迎い入れてくれるのだろうな
そんなことも感じました。



フレーフレー!
これからの未来!


ありがとう、ありがとう!
これまでの年月!


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お手伝いスタッフもありがとう。

中野



いつの日かまた会えたらいいな。



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初めての訪問日に撮った一枚。







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ChieArt
原画展 in 鹿児島  

 

3/29()4/3(日)11~19 ※最終日のみ17時終了

会場 レトロフトMuseo  鹿児島市名山町2-1 レトロフトビル2F

※会場では原画作品、羽衣スカーフ、ChieArt行燈、画集などを販売いたします。

 

4/1() 画廊内でChieお話会 (幸運のつかみ方、魂の話など)

1回目14時~15時  第2回目19~20時 

各費用1,500

 

お申し込み先は下記へお願いします。

markmarch05@softbank.ne.jp 

Tel 080-3460-3081 担当 玉川

 

詳細は → コチラ