母からの贈りものの中で

もっとも印象的なのは

私の誕生時の話です。



「私は敏感な体質じゃないから

色々なことはまったくわからない。

でも目に見えない世界は信じてる」




そんな彼女が私を身ごもった時、

今までの妊娠とは

感覚が全く違ったそうで

とてつもなく荷が重く感じて仕方がない。

どうにかして流れてくれないかと

真剣に考えたと言います。



考えただけじゃなく

あえて転んでみたり

階段から落ちてみるという行動にも移したそうで(苦笑)




「それでもしつこくしがみついていたのよね。

生みたくなかったのに…あなたしつこかったのよ!」




私「え、わざわざそれを私に伝える?(笑)」


母「だって本当にそう思ったんだもの」





悪びれずに言う姿がなつかしい。

子供のような可愛い人でした。




そんな母は私を出産の時に

生まれて初めて神秘体験をしたと言います。


後にも先にもここまでの神秘体験はこの時だけだったらしいです。






母曰く…






おぎゃ~と私が生まれた瞬間、

まるで「光」が身体から出たように感じたのだそう。




IMG_8990



「まぶしくて、人を生んだ感じじゃなかった」と。






2/4日の立春 早朝5時30分頃(正確な時間は不明らしいです)

分娩台も病室もその光に包まれたのだそう。



もちろんあくまでも母個人の感想です。




そしてなぜかその後

他から遮断しなくては!という気になり

頼み込んで、新生児室ではなく

自分の部屋に寝かせていたそうです。




「私は鈍感だから何も感じない」




これが口癖の母でしたが

この時の不思議な体験は

忘れられない大きなものだったらしいです。





生みたくなかったと言いながら

それでも生む決心をしてくれた母。



この世に誕生させてくれてありがとう

命がけで生んでくれてありがとう


そのおかげで私は今ここにいることができます。




大人なのに子供のようで

親なのに我が子のようで

可愛くて愛らしくて正直者で明るくて

大好きな大好きな女性でした






せっかく頂いたこの命、

いつか向こうで会った時に

素敵な体験をさせてもらえたと伝えられるよう

精一杯使おうと思います。



975
スタッフからのサプライズ前祝い。ありがとう




952




今日はいつも以上に母と父を想う日。





この世に繋いでくれた両親のために

見守ってくれている存在たちのために

誰かのために

自分のために

この命を使えることに感謝します。





976



すべての「命の出逢い」に大きな感謝を込めて



ここからまたクリエイトしていきます~





☆☆★★★☆☆☆彡☆☆★★★☆☆☆彡☆☆★★★☆

 ChieArt Shopでは

新作ミニ版画などを販売しています。

よろしければのぞいてみて下さいね



静穏な響き

作品「静穏な響き」




seimai_no_ibuki_03

作品「生命の息吹」




至高の愛

作品「至高の愛」



★ChieArt Shop→
こちら